バルト三国の位置関係が地図を見なくてもわかる方法
こんばんは!
今日はバルト三国についてです。
バルト三国とは、エストニア・ラトビア・リトアニアの3か国のことですね!
バルト三国は3か国とも旧ソ連を構成していた国々です。ヨーロッパの北東のほうに縦に3つ並んで位置しています。
街並みがとても美しいため近年は観光地として人気が高く、日本からもツアーで旅行する人が増えてきています。
また、美女が多い国としても有名かもしれません。
さて、このバルト三国なんですが、よく言われるのが
「三国の並び順がわからない!」
ということです。
たしかに名前もすべて~アで終わっていますし、「バルト三国を北から順番に言ってみて」と言われてもぱっと出てこない人が多いかと思います。私もつい最近までそうでした。
では、どのようにしてこの三国の位置関係を覚えたらよいのでしょうか?
ちなみに先に断っておきますが、語呂合わせなどではありません!歴史や言語の知識で簡単に覚えられちゃいます!
まずは一番北に位置するエストニア!
エストニアが一番北に位置することが一発でわかる方法があります。
それは、エストニアから見て海を挟んで北に位置するフィンランドとの関係です。
実は、エストニアの公用語のエストニア語とフィンランドの公用語のフィンランド語は同じウラル語族というグループに属しています。
語族とは、同じ起源をもつ複数の言語によって形成されるグループのことです。
一番有名な語族は、英語やドイツ語やフランス語やロシア語やヒンディー語やペルシャ語など多くの言語で構成されるインド・ヨーロッパ語族です。
そして、北欧の国々の言葉(スウェーデン語やデンマーク語)とは違う系統のフィンランド語と、バルト三国の言葉の中でラトビア語・リトアニア語と違う系統のエストニア語は、同じ仲間同士なのです!
ですから、フィンランドが北欧の国の一つであることがわかれば、おのずと一番北がエストニアだとわかります。
次に、三国の真ん中に位置するラトビアですが、リトアニアが一番南であることを述べて、余ったので真ん中、と言うことにしたいです。。。
そして、一番南がリトアニアです!
リトアニアが一番南に位置する理由。
それは、世界史を知っていればわりと早く気づけると思います。
そうです。中世ヨーロッパの時代に栄えたポーランド・リトアニア共和国を思い出してください。1569年に成立し18世紀末まで存続していた国です。前身はヤギェウォ朝(ヤゲロ朝とも)です。
つまり、歴史的にポーランドと同じ国だった時代があるわけですから、ポーランドと国境を接していると考えられますね。ポーランドはドイツのお隣ですから、バルト三国から見れば南に位置しています。
以上のことから、北から順にエストニア・ラトビア・リトアニアと並んでいることがわかります!
高校の地理の勉強などでも、ぜひ参考にしてみてください。
それでは!